前回では「節電待機」モードの記事を書きましたが、様々な機能が使えなくなるなどの制約ができてしまうため、限られた使い方をする方以外にはあまり多くの方にはオススメできないかな、という機能でした。
今回ご紹介するのは、機能に制限がかかることなく節電の設定ができ、人によっては設定したほうが毎月の消費電力が少なくなると思います。機種によって設定方法や表記は違うかと思いますが、この記事では2020年度制の「DMR-4W100」を見本に書いていきます。
DIGAの消費電力を抑える設定のやり方。
時計を消灯!クイックスタートモードを「省エネ」に。
ホーまずはホームボタンを押して「初期設定/リモコン設定」を押しましょう。
次に「設置設定/リモコン設定」そして「クイックスタート設定/本体時計表示」の項目を押しましょう。
クイックスタートモードの設定になり、標準設定ではクイックスタートモードは「標準」となっていますが、ここを「省エネ(時計表示無し)」にすることで、DMR-4W100の場合、時計点灯時…約11.0Wから時計消灯…約9.0Wに減らすことが可能です。
「省エネ」にした方がいいの?
「省エネ」設定にしたほうが絶対いい、とは言い切れません。というのも、レコーダーで時間の確認をする、ということも何気ない生活の中であるかと思います。私もちらっと時計を探すときに、レコーダーの時計で時刻の確認をすることがあります。
ですが、レコーダーを置いてある場所の問題や近くに時計を置いてあるなど、レコーダーの本体表示窓で時計確認をしたりすることが少ない、時計表示はまず見ない…という方は、レコーダーを使っていないときは時計表示を消灯する設定にしておくと、消費電力を抑えることができますので「省エネ」機能を使うのもありだと思います。
しかし、先ほどの画面の説明の通り「番組表ボタンや録画一覧ボタンなどでの本機の起動が標準より少し遅くなります。」との説明文もありますので、本体の起動が遅くなってイライラする、というように感じるようであれば、省エネ設定にはしないほうがいいかもしれません。とりあえず少しでも消費電力を少なく抑えたい方は省エネを試してみて、不便を感じるようでしたらやはり初期設定である「標準」に戻したほうがいいと思います。
クイックスタートをオフにする方法もあるにはありますが…。
クイックスタートをオフにするにはオフにする項目が多すぎる!
電源「切」の状態から電源を入れたときに高速で起動するための機能が「クイックスタート」と呼ばれるものです。標準設定ではクイックスタート機能が「入」になっており、一日に何度もレコーダーを多様しなくとも起動が速いのは毎日快適に、ストレスなくDIGAを使うことができますよね。
逆に、一日に1回決められた時間にしか付けない、毎日使わない、という方は、クイックスタートを「切」にするのもアリ…かもですが、このクイックスタートを「切」にするにはすごく多くの設定を切る必要があります。
・ビエラリンク録画機能を切
・お部屋ジャンプリンク機能を切
・宅外リモート接続機能を切
・ファイル共有サーバー機能を切
・音楽ファイルダンロード機能を切
・ネットワークカメラ機能を切
ここまでして初めてクイックスタートを切ることができるのですが…いやいやいや、ここまでするのなら「節電待機」とほぼ変わらないのでは…?節電待機と同じくらいの機能制限がかかるのなら、節電待機をしたほうが、サブメニューから選ぶだけでいいので手軽ですよね。なので、これらの設定はいじらず、クイックスタートは「入」にしてこの項目はそっとしておきましょう。
ちなみにどのくらい消費電力が変わるのか?
Panasonicのこちらの「よくある質問」によると、私の使っている機種「DMR-4W100」では…
・「クイックスタート「切」」/節電待機「モード2」時刻表示:消灯…約0.15W
・「クイックスタート「入」」で時刻表示:点灯…約11.0W
・「クイックスタート「入」」で時刻表示:消灯…約9.0W
ということで、クイックスタートを切にして節電待機モード2」の場合はなんと0.15W。かなり節電することが可能になるそうですが、節電待機「モード2」はケーブルの配線によって、レコーダーからテレビ側にアンテナケーブルを繋いでいると、テレビが映らなくなるなどのリスクもあるため、オススメしません。
節電待機モードを使うならモード1にしておこう。
節電待機モードの設定はクイックスタート設定の下にあるので、ついでに見直しておくのもいいかもしれません。初期設定ではモード1になっているはずですので、モード2になっていないかの再確認をしておきましょう。
DIGAの節電は「省エネ」モードか節電待機かのどちらか。
「省エネ」モードで少しでも節電してみるのもあり。
クイックスタートはすぐにレコーダーが起動しますし、DIGAの魅力的な機能の一つでもあります。基本的には「入」でOKですが、レコーダーの本体表示窓を頻繁に見る癖がない、見るところに置いていない、という方は、時計表示を消灯にしておくと、わずかではありますが節電できますね。
「省エネ」モードでは本体表示窓の消灯で少しでも節電できるので、待機電力が気になる方は省エネモードを試してみるのもいいかもしれませんね。
もうひとつは前回もご紹介した節電待機モードにすること。しかしこちらは多くの機能に制限がかかってしまうため、あまり日中にできる機能ではないかもしれません。
日中は省エネモードで消灯し、今日はもうレコーダーを使わないかな、という夜などに節電待機で翌日使うときまで節電待機する、というのが使いみちとしてはありかな、と思います。
とはいえ、省エネモードで節電できるワット数も僅かなものですので、そんなに節電節電と気にしなくてもいいかもしれませんが、人それぞれです。少しでも気になる方は、ぜひお試しください。
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